カウンターだぜ!

エペは、どのようなスタイルが良いのかとの問いに、私は次のとおりお答えします。
私が提唱するスタイルはカウンターメインです。カウンターというと受け身で消極的なイメージを持たれる方も少なくないと思いますが、全くの誤解、理解不足です。
カウンター技の具体的な説明については、これまでもこのブログで取り上げていて、状況別の3種類(前に出るカウンター〜その場で待ってカウンター〜後ろに下がってカウンター)について説明しています。それぞれリンクを貼っておきます。ご参照ください。
エペのカウンターとは、相撲で言うならば、立ち合いで、相手が先に立ったものの、こちらの攻撃を先に当てるという状況(ウィキペディア引用)が分かりやすいと思います。相手の動きを利用して相手より後から動いて先手を取る、高度のテクニックです。ぜひメインのスタイルとして習得することをお勧めします。技の詳細について別の機会に取り上げます。
なお、相手より先に動いて先手を取るようなアタック(ex.フレッシュ、マルシェクードラ)や、相手のアタックを剣で回避(パラード)してから仕掛けるリポスト技の習得もお忘れなく。
すなわち、『1にカウンター、2にアタック、3、4が無くて、5にリポスト。』
さあ、練習しましょう!
いつも大変勉強になっております。カウンターについて教えていただきたい点がございます。
自分がカウンターで待ち構える剣先の適切な位置、つまり左右と高さの調整に何かコツはありますでしょうか?
例えば、私は大体の場合、相手の腕の上に剣先を置いて待ち構えようとするものの、結果的には相手の腕より下になってしまいます。
どの辺に相手の剣が来るのかのイメージがついていないのか、はたまた、剣の高さが常に低すぎるだけなのか、その他なのか分からずにいます。
普段意識することで何かヒントになることがあれば、いただけますと幸いです。
コメントありがとうございます。原因として次の二点が考えられます。①アロンゼブラにおけるガードポジションが低い。②バックステップが小さい、あるいはタイミングが遅くディスタンスが詰まる。
①については肩の高さのガードポジションに対してポイントポジションを下に置いてタッチすることが基本になります。貴方がサウスポーなら左肩の左上にガードポジション、ガードの右下にポイントをセットします。②については相手との距離感を常に意識してマルシェは小さくバックステップは大きくを心がけましょう。
なお、①②共通事項としてアロンゼブラのタイミングが遅れないことです。先回りすることを意識しましょう。
いつも大変参考になります。ありがとうございました。言語化がとても難しい世界だと思うのですが非常にイメージがつきました。また練習に励みます。