踏み込み過ぎもあかん!
今回は「踏み込み過ぎ」の問題です。
前回は「踏み込みが足りない」について書きましたが、今回はその逆です。
相手に遠い距離からアタックを届かせようとした場合、とにかく間合いを詰めれば良いとばかりにバカバカ突進するケースがあります。これは陸上競技のやり投げに例えることができます。遠くまで投げるために助走をつけ、踏み切って投げれば、槍はフィールドに突き刺さります。ターゲットが地面ならそれで良いのですが、フェンシングのターゲットは人間です。突進すれば、当然相手に気づかれて逃げられたり、反撃されたりしてしまいます。
初心者にありがちですが、フルーレでは優先権によってアタックがある程度保証されているため、比較的安心して突っ込むことができます。しかしエペでは、むやみに突進すると、ほぼ確実にカウンターの餌食になります。この痛い経験をして初めて、「踏み込み過ぎは良くない」と気づくのです。
考えるな、感じろ。・・・まずは考えろ(汗)
さあ、練習しよう!