踏み込みが足らん

今回はステップインについてです。
攻撃においては、瞬時に間合いを詰めること、すなわちステップインが不可欠です。
通常、ファイティングでは前後にステップを踏むフットワークを用います。これは主に対峙する相手との距離を調整するために行われます。間合い(均衡する距離)を保ったり、意図的に間合いを詰めたり離したりすることで、攻守のタイミングもコントロールします。相手も動くため、この間合いの取り合いは複雑で、先手の駆け引きに直結します。
フットワークは剣を動かすアームワークと連動させる必要があります。上級者になるほど、フットワークは小刻みで巧みなリズムになり、相手を惑わせる要素が増えます。
攻撃では、瞬時にステップインして間合いを詰め、先手を取ってからアタックすることが成功の秘訣です。これにより、相手にディフェンスやカウンターの時間を与えず、攻撃を成功させることができます。しかし、初級者は相手のカウンターを怖がり過ぎて、ステップインせずに、安全な距離からいきなり長距離ファントやフレッシュなどを試みる人がいます。「とにかく攻撃するぞ!さあ今行くぞ!」という心理が働いていることが多いですが、相手に反応する時間を与えてしまい、攻撃が届かず反撃されて敗れる結果になりがちです。すなわち「踏み込みが足らん」ということです。
勇気を出して、タイミング良く、鋭く踏み込みましょう。そうすれば、相手のカウンターより先に突けることでしょう。
さあ、練習しよう!
なかなか言葉では伝わらないことも多いと思います。お気軽にお越しくださいね。